昨日は、まけまけで相当体力を消耗した。何せ床全面のワックスがけの手伝いをおおせつかったからだ。先週の金曜日、帰り際にスタッフが「来週の月曜日やってもらうことがあるので楽しみにしていてね」と声を掛けられていた。月曜日は参加メンバーが一番少ない曜日だ。何をやるのか見当もつかず、その日は見学の方がみえる予定と聞いているだけだった。「まぁ、寸劇でもしましょうかね」と余裕綽々帰路に着いたのだった。そして月曜日の朝、まけまけに着いてホワイトボードの今日の予定を見てびっくり。「みんなでワックスがけ」とあるではないか。みんなといってもスタッフ2名と自分の3名で手分けしての作業になる。いつもよりきつめのストレッチと筋トレをこなした。休憩を挟みながらの作業となったが、ワックスを塗る体験は初めてで要領をつかむのに多少時間がかかった。備品を移動させて掃除機でほこりを取り、水拭きをするのが第一段階だ。そしてワックス液を撒きながら床に馴染ませていく。乾いたらもう一度ワックスをかける。これで作業は完了する。しかし、しゃがんで身体を動かさなくてはならないため、余計に疲れてしまう。普段ストレッチをするときの身体の動かし方とは違うため、全身がだるくなった。それでも磨き上げてピカピカ光る床を見ると達成感が湧いてくる。お昼休みを挟んで午後も作業は続いたが、選ばれた精鋭部隊で作業したため短時間で済んだ。「明日になって誰か気づいてくれるかな?」自分から床を指差して「我々が磨き上げた床ですよ」と自慢の種にしたい。どうやら自分は人から頼まれごとをされると嫌と言えずなんでも請け負ってしまう性格だ。スタッフもその辺のことは承知のうえで依頼するのだろう。たまには拒否権を発動してもいいが、信頼されているということで仕事を任されているのでありがたいことだと思わなければならない。自宅に帰り子供たちに今日のことを話すと、「その程度のことで根を上げていたら仕事なんかできないよ」と戒められた。現実は厳しいものだ。
イガチョフ