昨日は大雪に見舞われ、札幌は例年通りの積雪になった。交通障害のためバスの運行が大幅に遅れた。まけまけメンバーにも影響を受け急遽欠席となった人がいる。あらかじめスタッフが機転を利かせて、ゆっくりまけまけに向うように呼びかけていた。実際まけまけの開錠時刻もいつもより遅れたようである。自分は地下鉄のみの利用なので全く影響がなかったため定時にまけまけに到着した。高校生の娘から連絡が入った。始発のバスが1時間以上も遅れ、もう諦めて歩いたほうがいいくらいだと叫んでいる。結局、バスが来るまでターミナルで待機し、学校へと無事到着した。遅刻扱いにはならず皆勤賞は守られることになった。道路わきの雪山は背丈を越えている。幹線道路の除雪は昼夜を問わず優先されるので車の行き来はスムーズだ。歩道のほうまでは手が回らず、歩行者の足で踏み固められた細い道を頼りに進まなくてはならない。正面から別の歩行者が来れば、どちらかが道を譲らなければならない。先に通してもらえたら礼儀で頭を下げすれちがう。路肩にところどころ融雪溝があったりするので、金属の蓋を開け雪を排雪している人がいる。これはまだ経験がないのでやってみたいと思うが、歩行者に注意を払わなければ怪我をさせる危険がある。「排雪中」のたて看板を立てるのがルールになっている。まけまけの近所の六花亭の駐車場は全面ロードヒーティングで雪が解けている。しかし、シャーベット状に解けた雪をダンプでかかなければならないので、女性従業員が総出で除雪作業に当たっていた。女性には重労働と思われた。まけまけに上がる階段も融雪の電熱マットが敷き詰められているため安全に昇降できる。たっぷりと水分を含んでいるのでマットを踏むたびに水しぶきが跳ね上がる。これが凍り付けば危険であろうから、きっと24時間電気が通っているのであろう。札幌の除雪予算は260億円に上る。市民には雪を楽しむ文化がある。春にはきれいに消える雪が、何もかも白く包みこんでしまう冬は幻想的だ。
イガチョフ