まけまけ通学に地下鉄北34条駅の5番出口を利用している。5番出口は裏通りに面しており、普段その通りを中央バスが走っていることはないが、今日に限って運行していた。まけまけからの帰り道、肌寒く風も強いということで、歩いて麻生まで帰るわけにもいかず、地下鉄を利用することにした。新しいバス路線ができたなどという話は聞いていないので不思議なこともあるなと思って地下に潜ると、構内にアナウンスが響き渡っていた。共鳴してはっきりと聞き取れないが、どうやら麻生駅と北24条駅の間で運行を見合わせていることがわかった。赤いランプが点った改札口では駅員が対応し、行き先案内は何も表示されていなかった。掲示板によると、「線路内点検のため運休」とある。2番出口より代替バスが運行しているとアナウンスされているが、面倒なので歩いて帰ることにした。帰宅してスマホやテレビニュースで情報を収集すると、線路内に部品が落下して、そのため車両のタイヤがパンクしたのが原因だとわかった。午後2時15分から不通になっていた。このあと子供たちが下校する時間にぶつかる。二人とも地下鉄を利用しているため無事に帰宅できるか心配だった。息子とラインで連絡がつき、状況を伝えると、やっと事態を飲み込めた様子だった。さっぽろ駅からJRに乗り換えて新琴似駅へ向えと指示したところ、なんと財布を自宅に忘れてきたことが発覚した。いくら定期券があるとはいえ呆れてしまう。友達から300円借りて列車に乗り込んだ。娘は北24条駅から徒歩で帰ることになった。午後6時15分に帰宅した娘は疲れ果てていた。下腹部を押さえ痛みを訴える。どうやら体育の時間に逆立ちの特訓をやりすぎたようだ。それでもしっかり晩御飯を食べ、自分で買ってきたミスタードーナツを2個完食した。札幌に長く住んでいてこのような地下鉄のトラブルにあうのは初めてのことだ。札幌の地下鉄が日本で唯一ゴムのタイヤで走行していることをすっかり忘れていた。やれやれ地下鉄騒動で終わった一日だった。
- イガチョフ
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